デザインの役割

こんにちは、デザイナー兼ディレクターのK’です。

写真が大好きで、プライベートでは風景写真を撮っているのですが、
業務として商品やモデルさんを撮影することもあります。

今回は、そんな私が考える
「デザインの役割」について、少しお話ししてみたいと思います。

皆さんはデザインの役割ってなんだと思いますか?

「オシャレに見せること」
「目立たせること」
インハウスのデザイナーであれば
「お客様の購入に繋げること」なんてお声もあるかもしれません。

いろんな考えがあり、もちろんどれも間違いではないと思いますが、
私が考えるデザインの役割は、ズバリ「伝えること」です。

写真とデザインの共通点?

突然ですが、こちらの写真をご覧ください。


これは、私が宮崎県で撮影した滝の写真です。
滝と水面に映る新緑の美しさに惹かれ、見た人にそれが伝わるように
撮影しています。

次に、こちらの写真を10秒ほどじっくりとご覧ください。


いかがですか?

確かにまず目に飛び込んでくるのは滝かもしれませんが、
そのすぐ後に、反射しすぎて白くなってしまった水面や、右側に写り込んでしまった反対側の岸壁に目が移りませんでしたか?
水に浮いた落ち葉のかたまりに気づいた方もいるかもしれません。

つまり、見て欲しかったのは滝と水面に映る新緑の美しさであったにも関わらず、不要なモノが多く入り込んでしまっているせいで気が散ってしまい、
本当に伝えたいものがストレートに伝わらなかったのです。

これはデザインでも同じことが起こります。

いわば、写真とデザインの共通点です。

私が大事にしていること

デザインをする時、スペースが寂しく感じて意味のないデザインを入れてしまったり、無駄にシャドウをかけてしまったり、新しく覚えた技術を使いたくて不要な装飾や効果を入れてしまったり…。どれもよくありがちなことですが、そういう些細なことが、伝えたい情報を伝える邪魔をしてしまうことはよくあります

なので、私がデザインをする時は、
「何を入れるのか」と同じくらい「何を入れないか」を大事にしています。

デザインの役割


これは、私が過去に担当したブランドでカラートリートメントを新発売した時のパンフレットの表紙です。

とてもシンプルで、一見デザインらしいデザインはないように思えますね。

でも、これでいいのです。

このパンフレットではオシャレな装飾はありませんが、写真の撮り方や文字の大きさ、配置、字幅や行間、フォント、余白の使い方など、細かいところでデザインをしています。

多くの写真を使ったりいろんな色を使ったり、装飾を施すことだけがデザインではありません。あくまで主役は「伝えたいこと」であり、デザインはその引き立て役です。

新しい商品のパッケージが見た人の目に飛び込み、
白髪ケアの常識が変わる、というメッセージが伝わり、
発売日がひと目でわかる。

これで十分、デザインの役割は果たせているのです。

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